よくあるご質問

橙に葉がついている場合、その葉の向きは、向かって右、左、の決まりはありますか?

以下、推測になりますが、ご容赦ください。
橙を何故飾るかということについては、葉は直接関係ありません。
1.「橙」=「代々」(繁栄する、家系が継続する)という縁起の語呂。しかしこの由来は、代々のヘタの形が、台を二つ重ねたような形になっているから、ということらしい。
2.木に付いたままながら、実が赤くなっても、また翌年の夏には、青く戻ることの生命力。そして約5年から10年それを繰り返し木から落ちない。
ということで、橙を飾ることのポイントは、その実と上の部分の「へた」ということになります。なお、葉は直接ついているというより、枝がへたに付いていてその枝に葉がついているということかと思います。枝から何年も落ちないということを強調するのであれば、葉よりも枝という事と思われます。
従いまして、主役は実そのもの、枝が脇役ということで、葉の方向は特に関係ないかと思います。
なお、こういう話は民俗学や文化人類学の領域になるかと思います。また、地域性に多く左右されると思いますので、はっきりとは断定できません。