神社や家の上棟式などおめでたい行事の際、どうして餅をまいたり投げたりするのでしょうか?
お餅は本来、神様が召し上がる食べ物でした。そしてお米やお酒と共に神様への最も重要な神饌(お供え物)であり、その神霊の宿ったお餅をお下がりとしていただくことで「お祝い」をしつつ、関係(ご縁)のある人々に神聖な力が授かりより「健康」になれるという意味合いがありました。
また、新しい年を迎えたり無事に家が建てられたりすることは神様のお蔭であると「感謝」する気持ちとこれからの前途の「幸福・繁栄」を祈念するという意味合いから、餅つきを行ってそのお餅を神様にお供えし、そして配る(まく・投げる)という日本伝統の行事・イベントになったということです。