紅白まる餅

 

 「餅まき」は神社の祭礼日・家の上棟(建前)・建築物の竣工・開店セール・周年行事・記念式典など、おめでたい祭事にふさわしい日本伝統のお祝いのイベントです。
 しかし多くの方が関わる楽しい重要なイベントだからこそ、”餅まき”の「餅」に関する「食品安全」と「法令順守」の現状について改めて考えていきたいと思います。
 

「食品安全」
 かつて我が国では年末や「ハレ」の日に餅つきを行い、丸めた餅をその場で配ったり、まいたりすることが楽しいイベントとして定着していきました。
 しかし現在では地方自治体の条例やガイドラインなどにより、餅つきイベントは実施できても、その餅の販売・配布・餅まきを禁じることが多くなりました。
 その大きな理由は「食中毒事故防止」です。未包装状態で人の手が触る汚染のリスクや時間の経過とともに生の餅は変質しやすいというリスクなど、食品安全の観点から「未包装の柔らかい餅」は不特定多数への配布・喫食に使用しづらいと考えられているからです。

「法令順守」
 では「包装した餅」であればよいのでしょうか?
 餅を1個づつ包装すると加工食品としての「食品表示基準」の法令が適用されます。
紅白餅 具体的には餅まきは「食品を不特定または多数の者に対して譲渡(販売を除く)する場合」に該当する為、その条文に定められた義務表示事項を当然ながら順守する必要があります。
 また原料が米のため「米トレーサビリティ法」も順守する必要があり、食品表示基準では免除される原材料名・原料原産地名が義務表示となります。

 

〔義務表示事項〕
名称・原材料名(原料原産地名含む)・添加物・賞味期限・保存方法・製造者
※これ以外に「容器包装リサイクル法」により包装材の識別表示(プラマーク等)が義務付けられています。

〔表示免除事項〕
内容量・栄養成分表示
※私どもの餅には「内容量」も表示しています。表示スペースの制約上、栄養成分の表示はしておりません。

私どもでは皆様のご要望にお応えし「餅まき用まる餅」を提供致します。お気軽にご相談ください。
 


なぜ日本人は、神事や節目・記念行事の際にまる餅をまくのでしょうか?
 

 餅は本来、神が召す食品であり、米・神酒と共にもっとも重要な神饌(供え物)と言われています。
 また、そのお下がりをいただく「直会(なおらい)」の儀により、神霊の宿った餅を食べることで、縁者全員に神聖な力が授かるという意味合いがありました。
 そして、新築・完成祝い・記念行事などでは無事に至ったのは神のお蔭であると感謝し祝うとともに、前途も幸福・繁栄を祈念するという意味合いから、餅つきを行い多くの関係者に餅を配る習わしがありました。
 さらに、婚礼・出産・誕生日・成年式・長寿・入学・卒業・法事など人生の節目の日には必ずと言ってよいほど餅をつき、召したり縁者に配ったりしてきました。
 つまり「餅まき」という行為は「神への感謝」と「幸せ祈願」をしつつ、地域社会の中での人間関係をも円滑にする古き良きイベントであると言えます。この日本独自の素晴らしい 「餅まきイベント」を後世にいつまでも残したいものですね!