鏡餅についての回答

 

 

お餅に関する回答

 
どうしてお正月にお餅をお供えするのですか?
餅はハレの日の食物であり、餅には稲の霊が宿り、餅を食べるものには力が与えられると考えられていたのです。年神様(歳神様、としがみさま)へのお供え物です。お正月の間、年神様が鏡餅に宿られるとされてきました。

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鏡餅の形には、どんな意味がありますか?
こよみがまだ中国から伝わっていなかった時代は、ちょっと春めいた頃の「満月」の夜が正月の始まりとなっていました。今も日本の農村の行事が、殆ど満月の日に多いことからもわかりますように、満月の夜は「ハレ」の日としてエネルギーをもらい、また次の日から心新たに働くという意識や習慣があったようです。この満月のことを「望月(もちづき)」と言いますが、この月の丸い形の物をお供えするのが良いとされました。(「餅」と「望」は同音)また、神様の宿る鏡も丸い形をしていますが、お供えするお餅を「鏡餅」と呼んだのはここからきています。

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鏡餅のお飾りにはどんな意味がありますか?

【橙(だいだい)】
代々家が続くという語呂合わせの縁起物。元々、実のヘタに台が2つあるので、だいだいと命名された。
青い実が冬になって赤味を帯び黄色に熟した後、落ちずに枝についたまま、翌夏には緑色の生まれたてのような実に戻る。一度実がなると、4〜5年以上落果しない。
こうして何代ものだいだいが枝についたまま、新しい実を加えながら一つの木になっている事で、健康長寿の家庭・家族に見立て、家系代々の長寿・繁栄を願ってきたのである。

【裏白(うらじろ)=常緑の歯朶(しだ)】
裏白は表面は緑色だが、裏面は白い。裏を返しても色が白いことから、心に裏が無い、清廉潔白を願い、かつまた白髪になるまでの長寿を願う。
「歯」は、齢(よわい)・年齢を示す。「朶」は、枝を意味する。齢を伸ばす事に引っかけて、長寿を意味する。
裏白は、古い葉が落ちずに新しい葉が重なって出来る。橙と同じように家系代々久しく栄える事を示す。また、葉の模様が対になって生えているので、夫婦仲むつまじく相性の良い事を願う。

【昆布】
古くは昆布の事を「広布」(ひろめ)と言った。ひろめは、広めるの意味。また蝦夷(えぞ)で取れるので、夷子布(えびすめ)と呼ばれた。えびすめは七福神の恵比寿に掛けて、福が授かる意味合いである。そして、昆布は 1.喜ぶのこぶ 2.子生=子供が生まれる、の意味。

【串柿】
柿は縁起の良い長寿の木です。
幸せをカキ集める、「嘉来」(かき=喜び幸せが来る)
柿は外側2個づつ、内側に6個串に刺しているが、「外はにこにこ、中(仲)むつまじく」の語呂合わせになっている。

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鏡餅はどこにお供えするのが望ましいですか?
鏡餅には、年に一度、家に訪れる年神様が宿られます。床の間、あるいは、玄関に大きい鏡餅、お仏壇や神棚には、それよりも小さな鏡餅、そして、台所やその他の大事な場所にも供える、というのが一般的な風習です。床の間の無いお家では、リビングやダイニングの机や棚が中心となります。「食」と「火」は大切な物ですので、お供えします。関西や一部地域では、三段重ねの鏡餅(まるもち3個を三段に重ねた物)をお供えし、火の安全と食の安全・家族の健康を願います。子供さんの勉強机や家族の方の仕事机も大切な場所になります。古来より、年神様は、家の中の各場所に「分霊」(ぶんれい)されると信じられてきましたので、トイレも含め、全ての部屋や場所に鏡餅をお供えする風習もあります。トイレや家の下座は不浄な場所なのでお供えしない、というように言われる方も居られますが、むしろ、年神様が宿られることで清められる、という考え方のほうが多いと思います。そもそも注連縄(しめなわ)を家に飾りますが、この注連縄こそが不浄な物を排除する「神聖な結界の印」ですので、注連縄で区切られた家の中という考え方が自然であると言えます。

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お正月に関する回答

 
「元旦」とはどういう意味ですか?
中国に「三元」という言葉があり、年・月・日の三つの始めを意味していますが、「元旦」は、この「三元の朝」を指します。
また、新しい年を迎えることは、命の再生、若返りの意味もあり、31日の夜に一度死に、元旦に生まれ変わると考えられていました。元旦の朝、暗いうちに水くみに行く、「若水とり」はその象徴であり、年の最初の水として神聖視され、神様にお供えします。

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元旦は、どのように過ごすのが良いのでしょうか?
農耕社会では、一日の終わりは日暮れでした。元旦は、1日の朝ではなく、31日の夜から始まっていたようです。
夕方、家の周りを掃き清め、農耕具などを集めて手入れする「道具供養」をし、家族や家にあるものすべてに、感謝を込め年越しのあいさつをしました。
元旦は、年神(五穀豊穣の神と祖先の霊)を迎える日と考えられています。
古い年の豊作と平穏に感謝した後、また新しい春を迎えたことを喜び、豊穣と平和を祈ったのが、初詣です。2日は、初荷や鍬入れなど仕事始めの儀式を行うために、初詣は元旦に行ったようです。
元旦には、一族で互いに年始回りもします。農耕民族にとって共同体のきずなは農作業の成否に影響することでした。

元旦は、まず家族や家にあるものに感謝を込めてご挨拶。
初詣と年始回りを行うのが、昔からの過ごし方のようです。

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「おとそ」は、どういう意味がありますか?
「若返り」を願う気持ちは「屠蘇(とそ)」にも込められ、若い者から順番に飲みます。高齢者が若さをもらうという意味のようです。

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昔も今のようにおせちや雑煮を食べたのですか?
昔は日没で日が変わるとされていました。ですから「大晦日」の夜は新しい年の始まりであり、お供えした料理を神様の前で、家族皆が揃って食べていました。お雑煮も年神様のエネルギーをいただいた神聖な食べ物としてありがたくいただきました。この年神様と一緒に食事をいただくことを「相嘗(あいなめ)」といいます。

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なぜ、お雑煮やおせちは「柳箸」でいただくのですか?
柳は水面に垂れ下がり、水の霊気で清められた神聖な樹木とされています。年神様と一緒にいただく神聖な食事ですので、この木で作ったお箸でいただきます。また、柳は「家内喜(やなぎ)」の語呂合わせでもあり、おめでたいものとされています。

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今のお正月は、満月の日とは違いますね?
八世紀に太陰太陽暦(月の始まりが「朔(さく)」=「新月」)が中国から入ってきて、ややこしくなりました。今、小正月が一月十五日なのは十五日が満月になるため、二度祝った風習の名残です。法律が変わっても、農耕のスケジュールの基準は変えにくかったということでしょうか。「どんと焼き」「とんど焼き」を一月十五日に行う地方がありますが、これなどは本来のお正月の日に行う神事とも言えます。そして明治になって太陽暦になり、ますますややこしくなりました。

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お正月はなぜ「おめでたい」のですか?
この言葉は、「愛ず」「賞ず」という感じで表わされ、正月に「年神」様が家々に訪れる祝福の意味です。人に対して発する言葉ではないのです。年神様はお米や麦など五穀を守る農耕の神様で、訪れた家の人々にお年玉(年魂)を与え、生命力を授けると信仰されてきました。即ち、お正月は農耕民族であった日本人にとって、最も大切な神事であると言えます。

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お正月に鏡餅をお供えする意味は何ですか?
年に一度、家に訪れてくださる年神様からお年玉を与えてもらう為に、お正月には年神様にお供え物をしました。お年玉は、「お年魂」であり、一年間を力強く生きていく為に必要な活力の源です。このお供え物の最大の象徴が鏡餅です。鏡餅が無いと年神様の居場所がありません。ですから、鏡餅の無いお正月は全く意味のないものになります。

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「お正月」というのはどういう意味ですか?
「年月日」と言いますが、「年」は「稔」=(みのり)の意味で、お米が稔る一年のサイクルを意味します。「日」は日没から次の日没までを意味し、「月」は満月から次の満月までを意味していました。(八世紀まで)お米を収穫できる一年のサイクルの中で、最初(一で止める)の月の日が「お正月」となり、最も重要な節目の日とされてきました。

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なぜ、お正月に食べる料理を「おせち」と言うのですか?
正月に年神様を迎えるので、お供え物をしましたが、その供え物を「節供(せちく)」と言いました。「節」とは神様と共に過ごす「ハレ」の日で、心豊かに体も休め、神様を祭りながら安らかに過ごしました。このときにお供えした料理を「節供料理」と呼んでいましたが、それが「おせち」と省略されて呼ぶようになりました。

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皆様から寄せられた鏡餅に関する回答

 
(1) 基本的なこと
 

いつから家庭で、鏡餅をお供えするようになったのですか?また、昔は鏡餅を砕いたものを「お年玉」として分け与えていたと聞きましたが、なぜ今は変わってしまったのでしょうか?
原型となるものは千数百年以上前から風習としてあったと思われますが、一般の家庭、と申しましても武家を中心に鏡餅が定着しましたのが床の間が普及した室町時代といわれています。よろい、かぶと等、大切な武具を床の間に飾り、それと一緒にお供えされたと思われます。また、女性の命のように大事にされました鏡台にも鏡餅が飾られたようです。江戸時代には、武家だけでなく、かなり一般的になったと思われます。
 さて、鏡開きは、神様にお供えしたお餅ですので、包丁などで「切る」ということは絶対にありません。失礼であり縁起が悪いからです。お餅にひびが入るのを待って、木槌で叩いて割るというのが本来の風習です。昔の武家には使用人などもいましたし、武道場では師範と弟子という関係でたくさん武士が集まっていましたから、11日に、お供えした鏡餅を皆で分けて食した所から、お餅をお年玉のように言うようになったのではないでしょうか。

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もちの外側についている、プラスチックは破って飾るのでしょうか?
カビやひび割れとなりますので、フイルムをはがさずにそのまま飾って下さい。

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二段のものと、三段のものはどう違うか?
三段は「荒神」様に関係する鏡餅で、台所など火の神様をまつり、大切にするものです。

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お鏡餅の底に「鏡開きは11日」とありますが、しめ縄はいつ下ろせばいいのですか? 
また下ろした後、どう処置すればいいのでしょうか?

地域によって異なりますが、4〜7日の間でよろしいかと思います。「とんど焼き」の風習があればそれに出されてはいかがでしょうか?神社などで焼いてくださるところもあります。

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家族(父)が亡くなりました。鏡餅はお供えしない方が良いのでしょうか?
また、お正月の迎え方はどうすれば良いですか?

お正月や鏡餅は、歳神様(毎年、年末から正月明けまで家に宿る神様)をお迎えするという意味合いの行事です。「おめでとう」という言葉も、歳神様に向けて発する言葉です。ですから「喪に服する」というような意味合いとは違いますし、新しい年の幸せを祈願する行事ですので、いつも通り行われて、全くさしつかえありません。

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(2) 品質・原料・製法・形体
 

水稲もち米100%と表示していますが、米を蒸して作っているのですか?もち米を粉にして作っているのですか?
水稲もち米を粒のまま蒸し器で蒸し、蒸し上がったおこわを杵で搗いてお餅にしています。
外国産のもち粉や添加物は一切使用しておらず、米と水だけで製造しております。

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水稲もち米粉、水稲もち粉など「米」ではなくて「粉」を原料にした値段の安い鏡餅がありますが、何が違うのですか?
輸入調整粉(15%以上、米以外の成分が混ざって海外から輸入される格安の原料)を使用して作られた鏡餅です。
「米粒」ではなく「粉体」の状態で日本に輸入されていますので、「もち米」や「水稲もち米」とは表示できないのです。
当社では品質維持・安全面やトレーサビリティーが確立できないため使用を禁止しています。

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杵で搗くというのは、人の手で搗いているのでしょうか?
機械で搗いていますが、手で搗くのと同じように臼と杵で製造しています。
従って、コシも粘りもある昔ながらのおいしいお餅に仕上がります。

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上下一体型(カップにお餅がはだかで詰まっているタイプ)とこもち入り型(1個や2個づつ個包装され、脱酸素剤が入っているタイプ)とどちらが人気がありますか?
一般のご家庭も業務用も含め、鏡開き後に包丁を使ってお餅を切るのが面倒ということで、こもち入りの鏡餅の需要が増えています。また、そもそも包丁を使って切るのは縁起が悪いとされてきましたので、その点からもこもち入り方式が喜ばれています。

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(3)良い日・悪い日
 

我が家では、鏡餅を12月29日を避けて買わなければいけないと云われています。理由は誰も知りません。何か迷信でもあるのでしょうか。
「9」のつく日を嫌われるからだと思います。日本では、9は苦しむということからだと思いますが・・・。鏡餅に限らず、お正月向けの食品や用品の購入で、29日を避けられる方は、案外多いのではないでしょうか?
 逆にいいますと、「8」が末広がりで日本では良い数字にされていますし、30日もきりの良い数字ですから、もし、そのあたりで買い物をするのだったら、鏡餅や注連飾りなどの縁起物は29日ではない日にしよう、というところでしょうか。ただ、最近では、29=「フク」=「福」ということであまり気にせずに買い物をされる方も多いようです。肉の日ということで安く売り出しがあることも多く、そういう影響があるかも知れません。

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鏡餅を供えるにあたって、日の良い日、悪い日等有りましたら教えて頂きたいのですが。
鏡餅を供えるのは28日がベストとされてきました。31日にお供えするのは、「一夜飾り」として嫌われてきました。昔は夜明けではなく夜から次の日になるとされてきましたので、その意味でも、31日にお供えするのではなく、少し前からお供えして、過ぎ行く年への感謝をし、新しい年の神様をお迎えしながら1年が無事、元気に過ごせるよう力をいただくという事かと思います。

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(4) お供えの仕方
 

「大きな鏡餅は床の間に」「小さな鏡餅は火の周り・水の周り」にお供えすると聞いたことがありますが、そもそも小さな鏡餅を家庭のガスコンロや風呂、洗面台など火の周り・水の周りにお供えする風習はあるのでしょうか。また、鏡餅をお供えする場所ですが、トイレの出窓はおかしいでしょうか。
お正月に家に宿られる年神様に、主たる場所として床の間にお越しいただくということで、大きな鏡餅をお供え致します。また、各部屋や重要な場所に「分霊」(ぶんれい)されるという考え方がございましたので、生活に必要な「火」や「水」周りににもお供えをしました。昔は、「かまど」であり「井戸」は特に重要でした。またトイレも昔は屋外の別棟でしたが、今や家の中で洗面所・風呂と近づけて配置される建築様式になり、毎日の生活で重要な場所となっていますので、ご家族の健康を祈願される意味からも全く問題ないと思います。

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鏡餅の供え方で三方がない場合はどうすればいいですか
三方が無くても構わないと思います。和紙など白い紙を敷いて、その上に鏡餅を置いてください。

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鏡餅はどちらの方角に向けてお供えするのが良いか?
床の間、仏壇、神棚に供えていただくものとなっています。昔は、恵方(えほう)に向けてお供えした時代、地域もあったようです。今も、巻き寿司で、恵方を向いて食べるという風習がありますが、それと同じですが、鏡餅では今では一般的ではありません。

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もちの底面の四角い板は切り取って飾るのでしょうか?
四方紅のおさえにもなりますので、切りとらずにそのままのせて下さい。

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(5) お飾り
 

裏白の葉は、裏にして飾るのですか? また、昆布と共に「ほんだわら」を飾りますが、どこに飾るのでしょうか。
まず裏白ですが、地方の風習や、また個人の好みによりますので、どちらが正解とはいえませんが、裏面の白い方を見せて飾られる場合が多いのではないでしょうか。裏白は「裏を返しても白い、純潔な心」という語呂合わせの他にも、常緑で葉が落ちずに次の葉が生まれてくる縁起の良さや、歯朶(しだ)と呼ばれ「齢を延ばす」長寿の語呂合わせがあり、その意味では、緑鮮やかな方を表にしてもおかしくはないと思います。
 「ほんだわら」は昆布の上で重ねて飾られるとよろしいかと思います。

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鏡餅の上にのせるミカンの向きで悩みました。ミカンの蔕(へた/木にぶらさがっている方)を上向きに置くとか、またはその逆向きだとか色々な話を聞きました。どちらが正しいのでしょうか?
蔕(へた)が上でよろしいかと思います。中には蔕から枝や葉がついているものもありますので、蔕が上でよろしいのではないでしょうか。
 ちなみに、正式にはミカンではなく「橙(だいだい)」を置きます。ミカンは橙に似ているので代用とされています。

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橙になぜ「葉」がついているのですか?福岡ではユズリハを飾ります。どうしてですか?
橙は木になりますから、枝につき葉もついています。でも、枝や葉がついていなくても大丈夫なんですよ。
 ユズリハも縁起物(新しい葉が成長してから、古い葉が落ちるんです。代々、親から子へ、孫へ、家が栄えていく象徴として)ですので、もし両方あれば、一緒に飾ってください。

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橙に葉がついている場合、その葉の向きは、向かって右、左、の決まりはありますか?
以下、推測になりますが、ご容赦ください。
橙を何故飾るかということについては、葉は直接関係ありません。
1.「橙」=「代々」(繁栄する、家系が継続する)という縁起の語呂。しかしこの由来は、代々のヘタの形が、台を二つ重ねたような形になっているから、ということらしい。
2.木に付いたままながら、実が赤くなっても、また翌年の夏には、青く戻ることの生命力。そして約5年から10年それを繰り返し木から落ちない。
ということで、橙を飾ることのポイントは、その実と上の部分の「へた」ということになります。なお、葉は直接ついているというより、枝がへたに付いていてその枝に葉がついているということかと思います。枝から何年も落ちないということを強調するのであれば、葉よりも枝という事と思われます。
従いまして、主役は実そのもの、枝が脇役ということで、葉の方向は特に関係ないかと思います。
なお、こういう話は民俗学や文化人類学の領域になるかと思います。また、地域性に多く左右されると思いますので、はっきりとは断定できません。

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鏡餅の飾り方で、橙、扇子、裏白、ゆずり葉、串柿、するめ、昆布をどのような順番で飾っていけばいいのでしょうか?
まず、橙は、おもちの上(1番てっぺん)に置きます。扇は、おもちの後ろから見えるように飾ります。
裏白とするめは、おもちと三方の間に敷きます。串柿は、おもちと橙の間にのせられるようならそこに、のせられないようなら、おもちの前、三方の上に置きます。昆布も、おもちが二段重ねのものなら、上のもちと下のもちの間に敷きます。おもちが二段一体になっているものなら、裏白とするめと同じ、おもちと三方の間に敷きます。(順番は特に決まっていないかと思います。地方によることもあるかと思われます)あと、ゆずり葉ですが、小さいものなら、橙の下、大きいものなら、おもちの周りに(三方の上)、見栄えよくお飾りになれば良いかと思います。
 しかし、お飾りの順番などは、地方色も強くでるかと思われます。

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鏡餅の略式の供え方の紙の向きを教えてください。直線の方が手前か、山形の方が手前かわかりません。
お餅をのせる台(三方)を使われる場合は、三方の四角い皿の角と、四方紅(敷き紙)の角を合わさずに敷きますので、略式の場合も、角(山形になっている方)が手前になるかと思います。

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昆布の上に海草の「ほんだわら」を飾りますが、「ほんだわら」にはどういう意味がありますか?
「ほんだわら」は、実の形が米俵に似ていますので、神聖な作物であるお米に関連した縁起物として飾られます。
 また漢字では「穂俵」と書く事からも、そのように昔から思われてきたという事が伺えるかと思います。元々「ほだわら」と言われていて、呼びやすい「ほんだわら」になったと思われます。

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三方の穴は3方面に開いてますが、どちらが前ですか?
穴の無い面を後ろにして下さい。

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三方の下部が丸くなっているものはありますか?
三方の使ってある写真を数種類見ましたが、それらにはありませんでした。

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鏡もちを乗せる台の呼び名の「さんぽう」は、三方と三宝ではどちらが正しいのでしょうか?
四角の台の3方向に穴が開いていて、神様や奥に向かう側に穴が無く、なおかつ盆の繋ぎ目の無い側にしますが、この穴が3つであるところから三方という呼び方をされていると思われます。三宝という呼び方をされておられる学者さんや会社もございますので、どちらが正しいというようなことではないと思います。

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裏白や串柿の置く位置に決まりはありますか?
地方によって、飾り方も異なりますので、一概には言えません。

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串柿や祝いこぶはこもち入り鏡餅に付けて飾って良いのか?
OKです。

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(6) 鏡開き
 

鏡開きは11日とされておりますが、それまでお供えしておいて良いのでしょうか?それともある日をもってさげておいて、11日に再度出して鏡開きを行うのでしょうか?
鏡開きの日は地方によって違うようですが、一般的に11日とされています。
鏡開きはお供えした鏡餅に神様が宿り、その鏡餅に神様の力が与えられ、それを皆でいただくことによって新年1年間の無事・健康を祈る習慣です。これによって「神様を迎えた正月」は終わりという意味合いですから、おそらく11日までずっとお供えして頂いて鏡開きの日に初めて下げて調理されるのが良いと思います。

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鏡開きに昆布を食べる習慣があると思いますが、これはなぜでしょうか?また、昆布料理ならどんなものでも良いのでしょうか?
鏡開きは、お供えした鏡餅をいただく(食べる)風習です。
 その鏡開きの日に昆布を食べる習慣ということですが、これは、鏡餅と一緒にお供えした昆布をありがたくいただくということはあると思います。(日本では、鏡餅自体ではなく、「神様にお供えした食べ物」が神聖であるという考えがありますので)また、鏡開きのお餅をいただく澄まし汁のダシに使うということもあろかと思います。
 ただ、わざわざ鏡開きの日に合わせて昆布を買い求め、料理の素材として食するということは、(地方によっての風習で、各地独特なものをのぞけば)あまりないように思うのですが。
いずれにしましても、お供えした昆布をそのまま捨てるということはありませんので、お餅と同じように召し上がる事で、一年間の健康・幸せを願うということではないでしょうか?

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昔、包丁で切ってはいけないと言われた。生の鏡餅で固くなったものをどうやって「鏡開き」をすればよいか?
室内でお供えされますと、すぐにカビますので、できれば屋外に近い環境のところでお供えしてもらい、乾いてひび割れするくらいの状態にして、カナヅチか木づちで叩いて割ってください。それがしにくい場合は冷水にしばらくつけて、大きく切り分け、レンジで柔らかくして、お召し上がりになられたら、いかがでしょうか。

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上下一体型の鏡餅の取り出し方を教えてください。
1.お餅の底にフィルムにカッター等で切り込みを入れ、そこへハサミを刺して形に沿って丸くくり抜きます。
2.お湯にしばらく浸し、あたため、フィルムを破りやすくします。
3.プラスチックの硬い外装を横から頂点に向かってハサミで切ります。
4.外装の両端を引っ張って、お餅を前に押し出すときれいに取り出せます。
5.力を入れて包丁に重心をかけながら、好きな大きさに切ります。
※(残ったら)ナイロン袋に入れて冷蔵庫で保存し、1週間くらいで食べきって下さい。

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賞味期限(2.28)が過ぎていますが、食べてもいいでしょうか?
賞味期限は製品の性質上2.28にしています。
カビや腐敗など変質していなければ食べられますが、できるだけお早めにお召し上がり下さい。

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(7) その他
 

よく、鏡餅で○○号などと表記されているモノがあると思うのですが、これらは下のお餅の直径○○寸、という事なのでしょうか?また、例えば5号、1升、2升の鏡餅、などと言う場合、何号に相当するモノなのでしょうか?
当社を含め、パックの鏡餅を作っているメーカーで、1号、2号などと商品の大きさによって呼びやすい記号をつけているだけで、その数字が中身のおもちやお米の量と比例しているわけではありません。各社バラバラに規格を名づけますと流通(問屋、スーパー)の方々やお客様も無用の混乱が起こるので、有名メーカーを中心に呼称だけは統一しているわけです。
 一方、お米屋さん、和菓子屋さんなどに頼んで作っていただく鏡餅の場合は、お米を洗って蒸す前に白米を木製の「升(ます)」に入れ量をはかります。その量の単位として一合(ごう)×10=一斗(と)というように「合」「升」「斗」を使用します。ちなみに「一号升(いちごうます)」で白米を入れますと約150gですが、これを水で洗い、蒸してお餅にしますと、約210gになります。ですから、「一升もち」というのは、約2kgのお餅(鏡餅も同様)ということになります。しかし最近では水の容積(重量)が一合=180cc=180gですから、一合=180g、一升=1.8kgといわれる事も増えているようです。一升の鏡餅ですと、当社の規格では60個入り(1980g)ということになります。なお、大きさだけで申し上げますと、一升の鏡餅なら当社の規格では30個入り(990g)になります。

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家でお餅をついて、鏡餅を作ってみたいのですが、形がはっきりわかりません。
大体の形は、スーパーなどで売っているパックの鏡餅をみていただければわかると思います。パックの鏡餅は一つの容器で一体型になっていますが、本来の鏡餅は円く厚みのあるお餅が二段重ねで、下の段が大きく、上の段がやや小さめになっています。お餅の形は円形のカレーパンといったところでしょうか。スーパーで見られている鏡餅よりもやや平らに近い形です。一段のお餅の大きさの比率は、円形のお餅の厚み1に対して直径が3から3.5倍くらいでよろしいかと思います。また、下の段に対して上の段のお餅は75%〜80%の長さでよろしいかと思います。たとえば、下の段のお餅の直径が30センチ、厚みが8〜9センチとすれば、上の段のお餅の直径は23センチ前後、厚みは7センチといったところでしょうか。ですが別に絶対これといった決まりはありませんので、好みの比率でよろしいかと思います。
 なお、お餅のつきたてはとても熱いので、やけどされないように十分注意してください。もちとり粉(片栗粉、あるいはコーンスターチ)を使用して、表面のお餅の水分を取りながら、形を整えます。

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